福岡で会社設立するなら、依頼先を比べて決めるメディア 福岡の会社設立を、代行手数料と実費込みの総額で比べる

顧問契約なしで会社設立を頼める福岡の事務所|設立だけを依頼する方法

会社設立 福岡 手数料0円 顧問契約 編集:合同会社commit / 合同会社FIELD 共同編集部
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この記事は「設立だけ頼みたい」方に向けたものです

会社設立を調べていると、「手数料0円」の多くが顧問契約を条件にしていることに気づきます。設立後も税理士を頼むつもりなら問題ありませんが、設立だけ頼んで、あとは自分でやりたいという方もいるはずです。

そうした方にとって、0円の事務所は必ずしも安くありません。顧問料が月々かかるからです。むしろ顧問契約を前提としない事務所に数万円払うほうが、総額では安く収まることになります。

この記事では、福岡で顧問契約を前提とせずに会社設立を頼める事務所と、その料金をまとめました。設立だけを依頼するときの注意点や、設立後に自分でやることになる手続きも整理しています。料金は2026年8月時点で各事務所の公式サイトを確認したものです。

顧問契約なしを明記している福岡の事務所

顧問契約なしを明記している福岡の事務所/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡で会社設立の代行を扱う事務所のうち、顧問契約を前提としないことを公式サイトに明記しているところを2026年8月時点で確認しました。

顧問契約を前提としないと明記している福岡の事務所
事務所 拠点 株式会社 合同会社 公式サイトの記載
ベストパートナーズ行政書士事務所 福岡市中央区舞鶴 35,000円/65,000円/95,000円(税込・3コース) 30,000円/60,000円/90,000円(税込) 「顧問契約なし」と明記
内野司法書士事務所 久留米市藤山町 258,000円(税込・報酬と実費を含む総額) 122,000円(税込・報酬と実費を含む総額) 「当事務所は、顧問契約の締結を前提としていません」と明記
如水税理士法人 北九州事務所 北九州市小倉北区 66,000円 55,000円 料金表に「会社設立のみ」の選択肢がある

※ 各事務所の公式サイトを2026年8月に確認した範囲です。当サイト調べ。

内野司法書士事務所の金額が大きく見えるのは、報酬と実費を分けずに総額を出しているためです。株式会社の258,000円には登録免許税も定款認証も含まれています。他の事務所の手数料に実費を足して比べる必要があります。

明記されていない事務所も、頼めることはあります

公式サイトに「顧問契約なし」と書いていない事務所でも、設立だけの依頼を受けてくれることはあります。書かれていないだけで、断られるとは限りません。気になる事務所があれば、問い合わせて確認してみてください。

実際、会社設立の代行を扱う福岡の事務所のうち、顧問契約を求める記載が見当たらないところは複数あります。行政書士事務所や司法書士事務所は、そもそも税務顧問を業務としていないため、会社設立の代行を頼んでも顧問契約の話にならないことがほとんどです。

顧問契約の扱いは、依頼先の種類によって違う
設立だけ頼みたいなら、行政書士や司法書士が素直な選択肢になります。

出典:消費者庁「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」(2026年8月時点)

実費込みで揃えて比べる

実費込みで揃えて比べる/福岡の会社設立の代行を比べる

会社設立の代行の料金は、前の章の表のとおり事務所によって表示のしかたが違いました。手数料だけを書く事務所と、実費込みの総額を書く事務所が混ざっています。実費を足して揃えると、実際の差が見えてきます。

株式会社を福岡で設立する場合、電子定款なら実費は登録免許税150,000円+定款認証30,000円(資本金100万円未満の区分)+謄本代で約182,000円です。

実費込みで揃えた場合(株式会社・電子定款・資本金100万円未満)
事務所 手数料 実費 総額の目安
ベストパートナーズ行政書士事務所(最安コース) 35,000円 約182,000円 約217,000円
ベストパートナーズ行政書士事務所(完全サポート) 65,000円 約182,000円 約247,000円
如水税理士法人 北九州事務所(設立のみ) 66,000円 約182,000円 約248,000円
内野司法書士事務所 総額に含む 総額に含む 258,000円(税込)

※ 実費は謄本2,000円で試算した当サイトの計算です。定款認証が1万5,000円の区分に当てはまる場合はさらに15,000円下がります。2026年8月時点。

揃えてみると、差は4万円程度に収まります。実費が総額の大半を占めるためです。ここまで差が縮まれば、あとは対応の中身や連絡の取りやすさで選んでよいと思います。

会社設立の代行を比べるとき、この「実費込みで揃える」という作業を飛ばすと判断を誤ります。手数料だけを見て35,000円と258,000円を並べれば前者が安く見えますが、実費を足せば約217,000円と258,000円で、差は4万円ほどです。福岡で会社設立を検討するときは、必ず総額で比べてください。

1万5,000円の区分を確認してください定款認証の手数料は、①発起人の全員が自然人で3人以下、②発起設立、③取締役会非設置のすべてを満たし、資本金の額等が100万円未満なら1万5,000円になります。一人で株式会社を作る方は当てはまることが多いので、見積もりをもらったら確認してみてください。
顧問契約なしで会社設立を頼んだ場合の内訳(株式会社・電子定款)
顧問契約なしなら、この一度きりの支払いで終わります。

出典:日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」(2026年8月時点)

設立だけ頼むと、あとは自分でやることになる

設立だけ頼むと、あとは自分でやることになる/福岡の会社設立の代行を比べる

顧問契約なしで会社設立を頼む場合、設立後の届出が範囲に含まれないことがあります。税理士事務所なら含まれることが多い工程ですが、設立だけを引き受ける事務所では別料金か対象外のこともあります。

福岡で会社を設立した場合、届出先は国・県・市の3つに分かれます。税務署のほかに、法人県民税・法人事業税の福岡県税事務所、そして福岡市内なら法人市民税の窓口です。福岡市の場合、設立の日から10日以内に設立申告書を提出することになっており、提出先は財政局法人税務課 法人市民税係(福岡市博多区博多駅前2丁目8番1号 博多区役所新庁舎9階)です。

税務署法人設立届出書のほか、青色申告の承認申請書。青色申告は期限を過ぎるとその年度に使えません。
福岡県税事務所法人設立届。博多・西福岡・東福岡などに分かれ、本店の区で担当が決まります。
福岡市(法人市民税)設立の日から10日以内に設立申告書。定款の写しと登記事項証明書の写しを添えます。
年金事務所健康保険・厚生年金の新規適用。役員が自分ひとりでも原則として手続きが必要です。
機関ごとに名称の付け方が違います福岡の公的機関は、機関によって名称の付け方が異なります。年金事務所は「東福岡年金事務所」のように地名が後ろ労働基準監督署とハローワークは「福岡東労働基準監督署」のように地名が前に来ます。「福岡東年金事務所」「東福岡労働基準監督署」はいずれも存在しない名称です。

見積もりをもらうときは、「設立後の届出はどこまで対応してもらえますか」と一度聞いておくと後で慌てずに済みます。

会社設立の代行の範囲は事務所ごとに違います。登記までで終わるところ、設立後の届出まで見るところ、税務署の分だけ対応するところ。福岡で会社設立を頼むときは、どこまでが範囲でどこからが自分の仕事かを先に決めておくと段取りが組めます。

出典:福岡市「法人市民税の概要(均等割・法人税割の税率、設立申告書の提出先)」(2026年8月時点)

電子定款だけ頼むという、もっと軽い選び方

電子定款だけ頼むという、もっと軽い選び方/福岡の会社設立の代行を比べる

会社設立の代行を設立だけに絞るより、さらに範囲を狭める方法もあります。電子定款の作成だけを頼み、認証と登記は自分で進めるやり方です。

紙の定款には収入印紙4万円がかかりますが、電子定款なら不要になります。自分で電子定款を作るには電子署名の環境が要るため、1回きりの会社設立のために揃えると割高になりがちです。そこで、この工程だけを外に出すという発想です。

福岡で電子定款だけを頼む場合の料金(2026年8月時点の公式サイト表示)
事務所 拠点 電子定款のみの料金
行政書士たのなか事務所 福岡市中央区天神 株式会社22,000円/合同会社11,000円
行政書士ツツミコンサルティングオフィス 福岡県春日市 38,500円(税込)〜(作業内容による)
そよぎ行政書士事務所 福岡市東区馬出 電子定款作成+認証支援 66,000円〜

※ 含まれる作業が事務所ごとに違います。定款の文案から作るのか、電子化だけかを確認してください。

合同会社なら11,000円という例もあります。印紙代4万円と比べると差し引き29,000円の節約です。合同会社は定款認証も不要なので、電子定款さえ用意できれば、あとは法務局への登記申請だけになります。

登記を自分で出す場合の注意福岡県内で設立登記を扱っているのは、福岡法務局の本局と北九州支局の2庁だけです。西新・粕屋・福間の各出張所や筑紫支局は証明書の交付事務のみで、設立登記の申請はできません。また設立日は申請した日になり、登記所の受付は平日8時30分から17時15分までです。

出典:日本公証人連合会「Q7. 定款の閲覧請求、謄本請求はどのようにするのですか。」(2026年8月時点)

顧問契約なしでも、福岡の制度は使える

顧問契約なしでも、福岡の制度は使える/福岡の会社設立の代行を比べる

顧問契約なしで会社設立の代行を頼む場合でも、特定創業支援等事業の制度は同じように使えます。証明を受ければ登録免許税が半額になり、福岡市なら新規創業促進補助金と組み合わせて実質0円になりうる仕組みです。

この制度の証明書は市区町村の窓口に自分で申請するものなので、誰に会社設立を頼んでいるかは関係ありません。むしろ顧問契約なしで進める方にとっては、月々の費用をかけずに株式会社で7万5,000円の軽減を取りにいけるという意味で相性がよい制度です。

1か月以上の受講が必要です福岡市の場合、証明書を取るには1か月以上にわたる受講が要件で、発行にはおおむね5営業日、手数料は1枚300円です。さらに補助金は登記の前に交付申請を済ませる必要があります。先着順で予算の上限があるため、募集状況は必ず福岡市の公式ページでご確認ください。

北九州市も1か月以上の支援が要件で、証明書の発行には1週間程度の余裕を見るよう案内されています。久留米市には最後に支援を受けた日から2年以内に証明書を申請するという期限があります。本店を置く市の案内で確認してください。

無料の相談窓口もあります顧問税理士がいなくても、相談先はあります。福岡県よろず支援拠点は国が設置した窓口で、セミナーも個別相談も無料、回数の制限もありません。博多本部のほか北九州・久留米・飯塚にサテライトがあります。

出典:福岡市「特定創業支援等事業」(2026年8月時点)

設立後の税務をどうするか、先に考えておく

設立後の税務をどうするか、先に考えておく/福岡の会社設立の代行を比べる

顧問契約なしで会社設立の代行を頼んでも、法人の決算と税務申告は毎年必要です。この部分をどうするかは、設立の前に考えておいたほうがよい論点です。

自分で決算まで行う制度上は可能です。ただし個人の確定申告とは難度が違い、別表や勘定科目内訳明細書など慣れが要る書類が増えます。
決算のときだけ頼むスポットで依頼を受ける事務所もあります。月額は発生しませんが、相談のたびに費用がかかる形になります。
初年度だけ自分でやってみる取引が少ない時期に試し、負担が大きければ2年目から顧問を頼むという進め方もできます。
途中から顧問を頼む設立時に頼まなくても、後から探すことはできます。事業が動いてからのほうが必要な範囲が見えます。

また、顧問料とは別に赤字でもかかる税金があります。福岡市の法人市民税の均等割は年額50,000円から(資本金等の額1,000万円以下かつ従業者数50人以下の区分)。これに法人県民税の均等割が加わります。顧問契約の有無に関係なくかかるので、初年度の資金計画に入れておいてください。

オンラインでまとめて届出する方法もあります国が運営する法人設立ワンストップサービスを使うと、設立登記から設立後の各種届出までをまとめてオンラインで申請できます。マイナンバーカードと電子署名が必要ですが、自分で進める方にとっては窓口ごとに書類を出す手間が減ります。

会社設立を自分で進める道も、このサービスがあることで以前より現実的になりました。福岡で会社設立をする場合も同じように使えます。ただし登記所の受付時間には注意が必要で、平日17時15分以降に送信したものは翌業務日の受付になります。

顧問契約なしで進める場合の流れ
設立だけ頼んでも、あとから税理士を探す道は残っています。

出典:法務省「一人会社の設立登記のオンライン申請」(2026年8月時点)

まとめ:設立だけ頼むという選び方

まとめ:設立だけ頼むという選び方/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡で顧問契約なしに会社設立の代行を頼む方法について整理します。

  1. 福岡には顧問契約を前提としないと明記している事務所がある。
  2. 料金表に「会社設立のみ」の選択肢を用意している税理士法人もある。
  3. 明記されていない事務所でも、設立だけの依頼を受けてくれることはある。問い合わせて確認する。
  4. 表示のしかたが違うため、実費込みで揃えてから比べる
  5. 揃えると差は4万円程度に収まる。実費が総額の大半を占めるため。
  6. 定款認証が1万5,000円になる区分に当てはまるか確認する。一人で作る場合は当てはまることが多い。
  7. 設立後の届出が範囲外のことがある。「どこまで対応してもらえますか」と聞く。
  8. 電子定款だけ頼む方法もある。合同会社なら11,000円という例もあり、印紙代4万円より安い。
  9. 特定創業支援等事業は顧問契約の有無に関係なく使える。証明書は市に自分で申請する。
  10. 顧問料とは別に、福岡市の法人市民税の均等割が年額5万円から。赤字でもかかる。

設立後に税理士を頼むつもりがないなら、顧問契約を前提としない事務所のほうが総額で安く収まります。0円という表示に引かれる必要はありません。

そして、設立だけ頼んでも後から税理士を探すことはできます。事業が動き出してからのほうが必要な範囲が見えるという考え方もあります。自分の予定に合う頼み方を選んでください。

この記事の内容について掲載した料金は2026年8月に各事務所の公式サイトで確認したものです。試算部分は当サイトの計算で、実際の金額は資本金や依頼内容によって変わります。制度は年度ごとに変わるため、実際に動く前に各公式ページか専門家にご確認ください。当サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

出典:中小企業庁「登録免許税の軽減(産業競争力強化法)」(2026年8月時点)

設立だけ頼んでも、あとから税理士を探すことはできます

設立だけを頼むと決めても、あとから税理士を探すことは当然できます。初年度は自分で記帳してみて、決算の前に相談する。そういう進め方をしている方も少なくありません。

むしろ、事業が動き出してからのほうが自分に必要な範囲が見えてきます。取引の量、経理にかけられる時間、相談したいことの中身。それが分かってから選ぶほうが、合う相手を見つけやすいという考え方もあります。

福岡には、顧問契約なしを明記している事務所も、料金表に「会社設立のみ」を用意している事務所もあります。選択肢はありますから、自分の予定に合う頼み方を選んでください。料金や条件は変わりますので、依頼の前には各公式サイトでご確認ください。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

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