福岡で会社設立するなら、依頼先を比べて決めるメディア 福岡の会社設立を、代行手数料と実費込みの総額で比べる

福岡の会社設立0円は3年で損得が逆転する?顧問料を年数で計算してみる

会社設立 福岡 手数料0円 顧問契約 編集:合同会社commit / 合同会社FIELD 共同編集部
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この記事は、0円で契約する前に総額を知っておきたい方に向けたものです

会社設立の手数料が0円になるかわりに顧問契約を結ぶ。この仕組みが得かどうかは、どれだけの期間その顧問契約を続けるかで変わります。1年で見れば数万円の差でも、3年、5年と続けば桁が変わってきます。

とはいえ、顧問契約が損だという話ではありません。法人になれば毎年の決算と税務申告が必要ですから、どのみち税理士に頼むなら、顧問料は避けられない費用です。問題は、頼むつもりがないのに0円に引かれて契約してしまうことにあります。

この記事では、福岡の事務所が公式サイトに示している顧問料をもとに、1年・3年・5年でいくらになるかを計算しました。そのうえで、どこが損得の分かれ目になるのかを整理します。金額は2026年8月時点で各社の公式サイトを確認したものです。

011年で見ると、差は数万円にとどまる

1年で見ると、差は数万円にとどまる/福岡の会社設立の代行を比べる

まず会社設立の1年目だけで比べます。会社設立の代行手数料と、顧問料の12か月分を足した金額です。実費(登録免許税や定款認証)は誰に頼んでも同じなので、ここでは除いています。

1年目の負担(実費を除く)
選び方 設立手数料 顧問料12か月 1年目の合計
顧問契約なしの行政書士(最安コース) 35,000円 0円 35,000円
顧問契約なしの行政書士(上位コース) 99,000円 0円 99,000円
顧問料が月5,500円の事務所 0円 66,000円 66,000円
顧問料が月9,600円の事務所 0円 115,200円 115,200円
顧問料が月27,500円の事務所 0円 330,000円 330,000円

※ 顧問料は各社の公式サイトに表示されていた下限です。決算料は含みません。2026年8月時点の当サイト試算。

顧問料が月5,500円の事務所なら、1年目の合計は66,000円。顧問契約なしで35,000円払う場合との差は31,000円です。1年で見るかぎり、差はそれほど大きくありません。

会社設立の代行を頼むとき、この程度の差なら「どちらでもいい」と感じる方が多いと思います。実際、福岡で会社設立をする場合の実費は株式会社で18万円前後かかりますから、この数万円は総額から見れば一部にすぎません。判断が変わってくるのは、次に見る3年での計算です。

決算料が入っていませんこの計算には決算申告料が含まれていません。決算料は月額顧問料の数か月分に設定されていることが多く、実際の年間負担はこの表よりも大きくなります。問い合わせるときは「月額に決算料は含まれますか」を必ず聞いてください。

出典:消費者庁「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」(2026年8月時点)

023年で見ると、桁が変わってくる

3年で見ると、桁が変わってくる/福岡の会社設立の代行を比べる

同じ計算を3年で行うと、会社設立の損得の印象がはっきり変わります。会社設立の手数料は1回きりですが、顧問料は毎月かかり続けるためです。

年数ごとの負担(実費と決算料を除く)
選び方 1年目 3年目まで 5年目まで
顧問契約なしの行政書士(最安コース) 35,000円 35,000円 35,000円
顧問契約なしの司法書士 60,000円〜 60,000円〜 60,000円〜
顧問料が月5,500円の事務所 66,000円 198,000円 330,000円
顧問料が月9,600円の事務所 115,200円 345,600円 576,000円
顧問料が月27,500円の事務所 330,000円 990,000円 1,650,000円

※ 顧問料は各社の公式サイトに表示されていた下限で、決算料は含みません。実際の顧問料は事業規模や依頼内容によって変わります。2026年8月時点の当サイト試算。

顧問契約なしの行の金額が変わらないのは、会社設立の手数料が1回きりだからです。一方、顧問料は年数に比例して増えていきます。月27,500円の事務所なら、3年で99万円になります。

会社設立の代行手数料が数万円であることを考えると、この差は無視できません。福岡で会社設立を検討するときは、設立時の手数料だけでなく、その後に続く費用まで見通しておく必要があります。

これは「顧問契約が高い」という意味ではありません顧問料には、毎月の記帳や相談、決算や税務申告への対応が含まれます。自分でやれば時間がかかりますし、申告を間違えれば修正の手間も出てきます。払っている対価が何かを見ないと、金額だけでは判断できません
月27,500円の顧問契約を3年続けた場合の内訳(決算料を除く)
設立手数料が0円でも、3年分の顧問料は99万円になります。

出典:日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」(2026年8月時点)

03では、どこが分かれ目になるのか

では、どこが分かれ目になるのか/福岡の会社設立の代行を比べる

ここまでの表を見ると、会社設立を顧問契約なしで頼むほうが安く見えます。しかしこれは設立後に税理士を頼まない場合の比較にすぎません。頼むつもりがあるなら、比べる相手が変わります。

設立後に税理士を頼むなら、顧問料はどちらにしてもかかります。その前提で比べると、会社設立の手数料が0円になる分だけ、素直に得になります。

設立後の予定によって、比べ方が変わる
設立後の予定 比べるべき組み合わせ 結論
税理士を頼むつもりがある 「0円+顧問料」と「手数料+別の税理士の顧問料」 0円の事務所のほうが手数料の分だけ得
税理士を頼むつもりがない 「0円+顧問料」と「手数料のみ」 顧問契約を前提としない事務所のほうが安い
決算のときだけ頼みたい 「顧問料12か月」と「決算だけのスポット料金」 依頼の頻度によって変わる
まだ決めていない 契約期間の縛りがあるかどうか 縛りなしと明記した事務所なら試しやすい

※ 2026年8月時点で福岡の事務所の公式サイトを確認した範囲での整理です。

自分で決算をやる場合の負担

税理士を頼まず自分で法人の決算と申告をすることも制度上は可能です。ただし個人の確定申告とは難度が違い、別表の作成や勘定科目内訳明細書など、慣れが要る書類が増えます。時間と正確さのどちらを取るかという判断になります。

会社設立の直後は取引が少ないため、初年度なら自分でも対応できる場合があります。ただし事業が育つほど処理は複雑になりますから、どこかの時点で税理士に頼むことを想定しておくほうが現実的です。

赤字でもかかる税金があります顧問料とは別に、法人には利益が出ていなくてもかかる税金があります。福岡市の法人市民税の均等割は年額50,000円から(資本金等の額1,000万円以下かつ従業者数50人以下の区分)。これに法人県民税の均等割が加わります。初年度の資金計画には必ず入れておいてください。
0円で契約する前に計算しておく4点
この4点を先に出しておけば、3年後に驚くことはありません。

出典:法務省「一人会社の設立登記のオンライン申請」(2026年8月時点)

04契約期間の縛りがあるかどうかが効いてくる

契約期間の縛りがあるかどうかが効いてくる/福岡の会社設立の代行を比べる

会社設立の3年分を計算すると金額が大きく見えますが、途中で変えられるなら話は別です。契約期間に縛りがあるかどうかは、0円の条件を判断するうえで見落とせない項目になります。

福岡の事務所を確認したところ、株式会社スタートアシストは顧問料を月5,500円からとしたうえで「契約期間に縛りはありません」と明記していました。一方、契約期間について記載が確認できない事務所も複数あります。

縛りなしと明記している場合合わなければ変えられるため、最初の判断が軽くなります。試してみて決めるという進め方ができます。
記載がない場合求められない保証はありません。問い合わせて確認する必要があります。
一定期間の継続が条件の場合その期間分の顧問料を先に計算しておく必要があります。3年なら3年分で比べます。
解約の申し出の期限がある場合何か月前までに申し出るかが決められていることがあります。契約前に確認しておきます。
税理士は後から変えられます契約に縛りがなければ、税理士は後から変えられます。決算のタイミングで引き継ぐのが一般的な区切りです。ただし会計データの引き継ぎや事業の説明のやり直しなど手間はかかるため、最初の面談で聞くべきことを聞いておく価値はあります。

福岡で会社設立の代行を探すときは、この点も確認しておくと安心です。契約期間の縛りがなければ、0円で会社設立を頼んでみて、合わなければ変えるという進め方ができます。

出典:消費者庁「No.1表示に関する実態調査報告書」(2026年8月時点)

05顧問料に何が含まれるかで、比較の意味が変わる

顧問料に何が含まれるかで、比較の意味が変わる/福岡の会社設立の代行を比べる

会社設立の後にかかる顧問料を月額だけで比べてきましたが、実際には含まれる作業が事務所ごとに違います。月5,500円と月27,500円では、金額だけでなく範囲も違うのが普通です。

顧問料に含まれることが多い作業と、別料金になりやすい作業
作業 含まれることが多い 別料金になりやすい
月次の相談 含まれる 回数制限がある場合がある
日々の記帳 プランによる 記帳代行は別料金のことが多い
決算と税務申告 別料金のことが多い 決算料として月額の数か月分
年末調整・法定調書 別料金のことが多い 年末業務として設定されている
融資や補助金の相談 事務所による 資料作成の代行は別料金の場合がある

※ 一般的な傾向です。実際の区分は事務所ごとに異なります。必ず見積もりで確認してください。

福岡の事務所を見ると、プランを分けて公開しているところがあります。ベンチャーサポート税理士法人 福岡オフィスはSOHOプラン月9,600円〜、自計化プラン25,000円〜、丸投げプラン40,000円〜という3段階、宮川公認会計士事務所はライト27,500円〜、レギュラー33,000円〜、シルバー38,500円〜という3段階を示していました。

こうしたプランがあると、自分がどの段階にいるかで選べるという利点があります。会社設立の直後は取引が少ないので記帳を自分でやり、忙しくなってから任せる範囲を広げる、という進め方もできます。

記帳を自分でやる場合の判断記帳に月10時間かかるとして、その10時間を本業に回したときに生む売上が記帳代行の料金を上回るなら、任せたほうが得という計算になります。自分の時間の値段で考えると判断しやすくなります。
プランの段階と、向いている状況
同じ顧問料でも、含まれる範囲が違えば比較の意味が変わります。

出典:福岡市「法人市民税の概要(均等割・法人税割の税率、設立申告書の提出先)」(2026年8月時点)

06福岡の制度を使えば、別の形で費用が下がる

福岡の制度を使えば、別の形で費用が下がる/福岡の会社設立の代行を比べる

ここまで手数料と顧問料の話をしてきましたが、福岡には実費のほうを下げる道もあります。特定創業支援等事業の証明を受けると登録免許税が半額になり、福岡市なら新規創業促進補助金と組み合わせて実質0円になりうる仕組みです。

制度を使った場合の登録免許税
形態 通常 軽減後 福岡市の補助 実質の負担
株式会社 150,000円 75,000円 75,000円を補助 0円
合同会社 60,000円 30,000円 30,000円を補助 0円

※ 2026年8月時点。補助金は先着順で予算上限があり、年度内に受付が終わる可能性があります。募集状況は必ず福岡市の公式ページでご確認ください。

手数料の0円が数万円の話だとすれば、こちらは株式会社で7万5,000円の話です。金額としてはこちらのほうが大きくなります。

1か月以上の時間が必要です福岡市の場合、証明書を取るには1か月以上にわたる受講が要件で、発行にはおおむね5営業日、手数料は1枚300円です。さらに補助金は登記の前に交付申請を済ませる必要があります。急いで設立したい場合には向きません。

北九州市と久留米市にも特定創業支援等事業はあり、登録免許税の軽減は受けられます。ただし北九州市の案内には、残り半額を補助する市独自の制度は見当たりません(2026年8月時点で当サイトが確認した範囲)。久留米市には最後に支援を受けた日から2年以内に証明書を申請するという期限があります。

出典:福岡市「新規創業促進補助金」(2026年8月時点)

07まとめ:年数で計算してから決める

まとめ:年数で計算してから決める/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡で会社設立の代行を手数料0円で頼むかどうかを検討するときの計算について整理します。

  1. 1年で見ると、選び方による差は数万円にとどまることが多い。
  2. 3年で見ると桁が変わる。設立手数料は1回きりだが、顧問料は毎月かかり続ける
  3. 月27,500円の顧問料なら3年で99万円。月5,500円なら3年で198,000円。
  4. この計算には決算料が含まれていない。実際の負担はさらに大きくなる。
  5. 判断は「設立後に税理士を頼むつもりがあるか」で分かれる。あるなら0円は素直に得。
  6. 契約期間の縛りがあるかどうかで、最初の判断の重さが変わる。縛りなしと明記した事務所もある。
  7. 同じ月額でも含まれる作業が違う。プランを分けて公開している事務所は選びやすい。
  8. 顧問料とは別に、法人市民税の均等割が福岡市では年額5万円から。赤字でもかかる。
  9. 手数料の0円とは別に、福岡市なら登録免許税が実質0円になる道がある。株式会社で7万5,000円。
  10. その制度には1か月以上の受講が必要で、先着順・予算上限がある。

月額だけを見て契約し、3年後に総額を計算して驚く。これがいちばん避けたい形です。先に3年分を出しておけば、納得したうえで選べます

この記事の内容について掲載した顧問料は2026年8月に各社の公式サイトで確認した下限の金額です。実際の顧問料は事業規模や依頼内容によって変わり、決算料が別途かかることが多くあります。試算部分は当サイトの計算です。契約の前に各公式サイトでご確認ください。当サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

出典:中小企業庁「登録免許税の軽減(産業競争力強化法)」(2026年8月時点)

数字を出したうえで、自分の予定に当てはめてください

この記事では計算を並べましたが、数字だけで決まる話ではないことも書いておきたいと思います。顧問税理士がいれば、決算を自分でやる必要がなくなり、融資や補助金の相談相手もできます。その価値をどう見るかは人によって違います。

ただ、価値を測るにも前提として金額を知っておく必要があります。月額だけを見て契約し、3年後に総額を計算して驚く——というのがいちばん避けたい形です。先に3年分を出しておけば、納得したうえで選べます

福岡には契約期間の縛りがないと明記している事務所もあります。合わないと感じたら変えられるという前提があれば、最初の判断はもう少し気楽にできるはずです。料金は変わりますので、契約の前には各公式サイトでご確認ください。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

掲載順に優劣の意味はありません。並び順はページごとに変えており、順位付けではありません。いずれも当サイトが実際に検索してURLの存在を確認したサイトです(確認時点の情報のため、移転・終了している場合があります)。

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