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福岡で会社設立を任せる税理士の選び方|見るべき7つの条件と聞くべき質問

会社設立 福岡 税理士 編集:合同会社commit / 合同会社FIELD 共同編集部
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税理士選びは、会社設立そのものより長く効きます

会社設立の手続きは数週間で終わりますが、税理士との付き合いはそこから何年も続きます。毎月の記帳、年に一度の決算と申告、融資の相談、税務調査の対応。設立の手数料が0円かどうかより、その後のほうがずっと重いのが実情です。

それにもかかわらず、会社設立のタイミングでは「設立費用が安いところ」で選んでしまいがちです。気持ちは分かります。まだ売上も立っていない時期に、月々の顧問料を決めるのは判断が難しいからです。

この記事は、福岡で会社設立をきっかけに税理士を探している方に向けて、金額以外に何を見ればいいかを整理したものです。見るべき7つの条件と、面談で聞いておきたい質問をまとめました。金額の目安は2026年8月時点で福岡の事務所の公式サイトを確認したものです。

条件1:設立後に何を任せたいかを先に決める

条件1:設立後に何を任せたいかを先に決める/福岡の会社設立の代行を比べる

税理士を選ぶ前に決めておきたいのが、何を任せて何を自分でやるかです。ここが決まらないまま見積もりを取っても、比べようがありません。同じ「顧問料」でも、含まれる作業が違えば金額が違って当然だからです。

税理士に任せられる範囲と、自分でやる場合の負担
作業 任せた場合 自分でやる場合
日々の記帳 領収書を渡すだけ 会計ソフトへの入力を毎月行う
月次の確認 毎月または隔月で数字を確認してもらえる 自分で数字を読む
決算と税務申告 決算料を払って任せる 申告書を自分で作る(法人は難度が高い)
年末調整・法定調書 年末業務として任せる 自分で計算して提出する
融資や補助金の相談 資料づくりを手伝ってもらえる 自分で組み立てる

※ どこまでが顧問料に含まれるかは事務所ごとに違います。

会社設立の直後は取引が少ないので、記帳は自分でやって決算だけ任せるという組み方もできます。この場合、顧問料は下がります。逆に本業で手一杯なら丸投げできるプランのほうが結果的に安く付くこともあります。

判断の目安になるのは、自分の時間の値段です。記帳に月10時間かかるとして、その10時間を本業に回したときに生む売上が記帳代行の料金を上回るなら、任せたほうが得という計算になります。会社設立の直後は判断材料が少ないので、まず自分でやってみて、負担が大きいと感じたら任せる範囲を広げる進め方でも構いません。

会計ソフトを何にするかも先に考える税理士事務所によって、対応している会計ソフトが違うことがあります。自分で記帳するつもりなら、使いたいソフトに対応しているかを先に確認しておくと後から入れ替える手間が省けます。

出典:福岡市「法人市民税の概要(均等割・法人税割の税率、設立申告書の提出先)」(2026年8月時点)

条件2:料金の内訳が公開されているか

条件2:料金の内訳が公開されているか/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡の事務所の公式サイトを見ていくと、料金の書き方に差があることが分かります。月額の下限だけを書いているところ、プランごとに分けて書いているところ、そして金額をまったく書いていないところがあります。

福岡の事務所の顧問料の表示(2026年8月時点の公式サイト)
事務所 顧問料の月額 プランの区分
株式会社スタートアシスト 5,500円〜 契約期間の縛りはないと明記
ベンチャーサポート税理士法人 福岡オフィス 9,600円〜 SOHOプラン9,600円〜/自計化プラン25,000円〜/丸投げプラン40,000円〜
宮川公認会計士事務所 27,500円〜 ライト27,500円〜/レギュラー33,000円〜/シルバー38,500円〜
サン共同税理士法人 公式サイトに記載なし 記帳代行+税務顧問+決算料+年末業務の組み合わせ
如水税理士法人 北九州事務所 公式サイトに記載なし 「会社設立のみ」の選択肢が料金表にある
税理士法人 たかはし事務所 公式サイトに記載なし 顧問契約とセットで設立手数料が0円

※ 各社の公式サイトを2026年8月に確認した範囲です。当サイト調べ。

プランを分けて公開している事務所は、自分がどの段階にいるかで選べるという利点があります。記帳を自分でやるなら安いプラン、丸投げしたいなら高いプラン、というふうに料金と作業量が対応しているからです。

一方、金額を公開していない事務所が悪いということでもありません。事業の規模や業種によって手間が変わるため、個別に見積もる方針を取っている事務所もあります。その場合は問い合わせて確かめることになりますが、会社設立の相談と一緒に聞いてしまえば手間は増えません。

決算料は月額と別のことが多い月額顧問料だけを見ていると、年間の負担を読み違えます。決算申告料は月額の数か月分に設定されていることが多く、年間では大きな差になります。「月額に決算料は含まれますか」は必ず聞いてください。
福岡の顧問料の幅(公式サイトの下限)
同じ「顧問料」でも、下限で5倍の差があります。

出典:消費者庁「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」(2026年8月時点)

条件3:会社設立の代行を引き受けてくれるか、その条件は何か

条件3:会社設立の代行を引き受けてくれるか、その条件は何か/福岡の会社設立の代行を比べる

会社設立をきっかけに税理士を探すなら、設立の代行まで引き受けてくれるかは確認しておきたいところです。福岡では、顧問契約を条件に設立手数料を0円にする事務所が多く見られます。

ただし条件の重さには差があります。税務顧問の契約だけでよい事務所もあれば、記帳代行・税務顧問・決算料・年末業務の4点を依頼した場合に最大値引きが適用されると明記している事務所もあります。同じ0円でも、引き受ける契約の量がまったく違います。

どちらが良いという話ではありません。記帳から決算まで丸ごと任せたい方にとっては、4点セットの契約はもともと必要なものですから、会社設立の代行が0円になるぶん得になります。逆に記帳を自分でやるつもりの方にとっては、使わない契約まで抱えることになるので割高です。自分に必要な範囲と、0円の条件が一致しているかを見てください。

条件が軽いパターン税務顧問契約のみ。月額の下限が低く、契約期間の縛りがないと明記している事務所もあります。
条件が重いパターン記帳代行や決算料まで含めた複数の契約が前提。値引き額は大きくなりますが、月々の負担も増えます。
設立だけ頼めるパターン料金表に「会社設立のみ」の選択肢がある事務所。顧問契約を結ばない場合の金額が示されています。
条件が書かれていないパターン0円とだけ書かれ、条件が読み取れない場合は問い合わせて確認する必要があります。
設立だけ頼みたい場合でも道はあります設立後に顧問を頼むつもりがないなら、顧問契約を前提としない事務所を選ぶほうが素直です。福岡には「顧問契約なし」を明記している行政書士事務所や、顧問契約を前提としないと書いている司法書士事務所があります。税理士法人でも、料金表に「会社設立のみ」を用意しているところがあります。
自分に必要な範囲と、0円の条件が合っているか
0円の条件が自分の必要と一致していれば得、していなければ割高になります。

出典:消費者庁「No.1表示に関する実態調査報告書」(2026年8月時点)

条件4:福岡の制度に詳しいか

条件4:福岡の制度に詳しいか/福岡の会社設立の代行を比べる

これは福岡で税理士を選ぶときに特に見ておきたい点です。特定創業支援等事業の証明を受ければ登録免許税が半額になり、福岡市ならさらに新規創業促進補助金で残り半額相当が補助されます。株式会社なら7万5,000円、合同会社なら3万円の差です。

この制度は、知らなければ使えません。しかも証明書の取得には1か月以上の受講が必要で、補助金は登記の前に交付申請を済ませる必要があります。相談の段階で制度の話が出てこないまま設立を進めると、間に合わなくなります。

市によって条件が違うので確認が要る
受講の要件 証明書の発行 市独自の補助
福岡市 1か月以上の受講を修了 おおむね5営業日/1枚300円 新規創業促進補助金(株式会社75,000円・合同会社30,000円)
北九州市 1か月以上にわたる支援 1週間程度の余裕をもって申請 案内ページに記載が見当たらない
久留米市 1か月以上の支援。最後の支援日から2年以内に申請 2週間程度 案内ページに記載が見当たらない

※ 2026年8月時点で各市の公式ページを確認した範囲です。福岡市の補助金は先着順で予算の上限があり、募集状況は市の公式ページでご確認ください。

久留米市には申請期限があります久留米市の案内には、最後に支援を受けた日から2年以内に証明書を申請するという期限が示されています。福岡市・北九州市の案内には見当たらない条件なので、久留米市で会社設立を進める方は特に注意してください。

税理士に期待できるのは、この制度を教えてくれることと、設立の日程を制度に合わせて組んでくれることです。証明書そのものは市区町村に自分で申請するため、代わりに取得してもらえるわけではありません。

出典:福岡市「特定創業支援等事業」(2026年8月時点)

条件5:創業融資を扱っているか

条件5:創業融資を扱っているか/福岡の会社設立の代行を比べる

会社設立の直後に資金が必要なら、創業融資の相談ができるかも見ておきたい条件です。創業時にしか使えない枠があるため、タイミングを逃すと選択肢が減ります

日本政策金融公庫の「新規開業資金」は2025年3月に「新規開業・スタートアップ支援資金」へ名称が変わりました。限度額は7,200万円で、認定を受けた創業支援事業の修了者は特別利率の対象になります。ここでも特定創業支援等事業の証明が効いてきます。

福岡県と福岡市にも制度融資があります。福岡県の新規創業資金は限度額3,500万円で保証料率0%、福岡市のスタートアップ資金は限度額3,500万円(創業前は2,000万円)で保証料率0.00%・担保不要とされています。ただし利率や取扱期間は年度ごとに変わるため、実際の条件は必ず公式ページで確認してください。

税理士に融資の相談ができると、創業計画書の数字を会計の視点から詰められるという利点があります。会社設立の直後は実績がないため、計画の説得力が審査の材料になります。福岡の事務所のなかには、創業融資への対応を公式サイトで掲げているところもあります。

無料の相談窓口もあります税理士に頼む前に、公的な窓口で相談する手もあります。福岡県よろず支援拠点は国が設置した窓口で、セミナーも個別相談も無料、回数の制限もありません。博多本部のほか北九州・久留米・飯塚にサテライトがあります。

出典:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」(2026年8月時点)

条件6と7:連絡の取りやすさと、担当者との相性

条件6と7:連絡の取りやすさと、担当者との相性/福岡の会社設立の代行を比べる

ここまでの5つは料金表やサイトで確かめられますが、残る2つは実際に話してみないと分からないものです。けれども、長く付き合ううえではこちらのほうが効いてきます。

条件6:連絡の取りやすさ

質問したときにどれくらいで返事が来るか、メールとチャットのどちらが使えるか、担当者が固定されるのか毎回変わるのか。会社設立の相談の段階で、この感触はある程度つかめます。問い合わせの返信が遅い事務所は、契約後も同じと考えたほうが無難です。

条件7:説明が具体的かどうか

面談で質問したときに、一般論で返ってくるか、自分の事業に即した答えが返ってくるかは大きな違いです。たとえば「決算期はいつがいいですか」と聞いたときに、「3月が一般的です」で終わるのか、事業の繁忙期や消費税の免税期間まで踏まえて提案してくれるのか。ここに事務所の姿勢が出ます。

  • 会社設立の後、最初の決算まで具体的に何をすればいいですか。
  • 月額に決算料と年末業務は含まれますか。含まれない場合はいくらですか。
  • 記帳を自分でやる場合と任せる場合で、料金はどう変わりますか。
  • 特定創業支援等事業や福岡市の補助金について、案内してもらえますか。
  • 創業融資の相談はできますか。資料づくりはどこまで手伝ってもらえますか。
  • 担当者は固定ですか。質問したとき、どれくらいで返事をもらえますか。
  • 契約期間の縛りはありますか。合わなかった場合はいつ解約できますか。
無料相談を使ってください福岡の事務所は無料相談を受け付けているところがほとんどです。会社設立の相談ついでに、2〜3社で話を聞いてみると比べやすくなります。同じ質問を各社にして、答え方の違いを見るのが分かりやすい方法です。
税理士を決めるまでの進め方
範囲を決めてから料金を聞くと、比較がぶれません。

出典:福岡県よろず支援拠点「創業をお考えの方へ」(2026年8月時点)

まとめ:7つの条件と、聞くべきこと

まとめ:7つの条件と、聞くべきこと/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡で会社設立を任せる税理士を選ぶときの7つの条件を整理します。

  1. 設立後に何を任せるかを先に決める。範囲が決まらないと料金は比べられない。
  2. 料金の内訳が公開されているか。月額だけでなく決算料と年末業務まで見る。
  3. 会社設立の代行を引き受けるか、その条件は何か。0円の条件の重さは事務所ごとに違う。
  4. 福岡の制度に詳しいか。特定創業支援等事業と市の補助金を知っているか。
  5. 創業融資を扱っているか。会社設立と融資の時期は重なる。
  6. 連絡が取りやすいか。問い合わせの返信の速さは契約後も変わらない。
  7. 説明が具体的か。一般論ではなく自分の事業に即した答えが返ってくるか。

会社設立の手数料が0円かどうかは、この7つのうちのひとつにすぎません。むしろ設立後の何年かをどう過ごすかのほうが、事業にとっては重い判断です。

とはいえ、最初から完璧な相手を見つける必要はありません。税理士は後から変えられますし、契約期間の縛りがないと明記している事務所も福岡にはあります。無料相談を使って何社か話を聞き、話しやすいと感じたところから始めてみてください。

この記事の内容について掲載した料金・条件は2026年8月に各社の公式サイトで確認したものです。顧問料は公式サイトに表示されていた下限で、実際の金額は事業規模や依頼内容で変わります。制度は年度ごとに変わるため、実際に動く前に各公式ページまたは専門家にご確認ください。

出典:日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」(2026年8月時点)

合わないと思ったら、変えていいものです

最後にひとつだけ。税理士は後から変えられます。契約期間の縛りがない事務所も福岡にはありますし、決算のタイミングで引き継ぐのが一般的な区切りです。最初から完璧な相手を見つけようとして動けなくなるより、話しやすいと感じたところで始めてみるほうが前に進みます。

とはいえ、変えるには手間がかかります。会計データの引き継ぎ、事業の説明のやり直し、新しい担当者との関係づくり。だからこそ最初の面談で聞くべきことを聞いておく価値があります。この記事の質問リストを、そのまま使っていただいて構いません。

福岡には無料相談を受け付けている事務所が多くあります。会社設立の相談ついでに、何社か話を聞いてみてください。話してみると、料金表からは分からないことがかなり見えてきます。料金や条件は変わりますので、最終的な確認は各公式サイトでお願いします。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

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