福岡で会社設立するなら、依頼先を比べて決めるメディア 福岡の会社設立を、代行手数料と実費込みの総額で比べる

福岡の会社設立、見積もりの読み方|「総額いくら」を正しく比べる手順

会社設立 福岡 費用 編集:合同会社commit / 合同会社FIELD 共同編集部
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見積もりが比べられないのは、あなたのせいではありません

福岡で会社設立の代行を探して、いくつかの事務所から見積もりをもらう。ここまでは順調でも、いざ並べてみると比べようがないことに気づきます。ある事務所は「35,000円」とだけ書き、別の事務所は「総額222,000円」と書き、また別の事務所は「手数料0円」と大きく出している。単位がそろっていないのです。

これは書き方の慣習が事務所ごとに違うためで、どこかが不誠実というわけではありません。ただ、読む側が同じ土俵に並べ直す作業をしないと、いちばん安いところを選んだつもりで高く付く、ということが起こります。

この記事は、福岡で会社設立の見積もりを受け取ってどう比べればいいか分からなくなっている方に向けたものです。見積もりを揃える手順と、確認しておきたい項目を順に整理しました。金額の前提は2026年8月時点で公式ページを確認したものです。

01見積もりが比べられない3つの理由

見積もりが比べられない3つの理由/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡で会社設立の見積もりを集めると、たいてい次の3つが原因で比較が難しくなります。まずはここを押さえておくと、あとの作業が楽になります。

① 実費が入っているかが違う手数料だけを書く事務所と、登録免許税や定款認証を含めた総額を書く事務所があります。桁がひとつ違って見えるのはこれが理由です。
② 電子定款が入っているかが違う手数料に含める事務所と、別料金にする事務所があります。差は収入印紙4万円に相当します。
③ 0円の条件が違う顧問契約が条件のところ、会計ソフトの契約が条件のところ、条件なしのところがあります。条件を含めないと総額が読めません。

とくに①は影響が大きいところです。株式会社の会社設立では登録免許税だけで最低15万円かかりますから、実費が入っているかどうかで見た目の金額が15万円以上ずれます。「35,000円」と「222,000円」を並べて前者が安いと判断してしまうのは、この差が原因です。

福岡で会社設立の代行を探すと、士業事務所・税理士法人・全国対応のクラウドサービスと性格の違う相手が並びます。それぞれ料金の見せ方の慣習が違うため、同じ会社設立の見積もりでも書き方がそろわないのは自然なことです。つまり読む側が並べ直す前提で受け取っておくほうが、話が早く進みます。

「一式」という言葉に注意会社設立の代行でよく見る「一式」「フルサポート」といった表現は、何が含まれるかを示していません。同じ言葉でも中身は事務所ごとに違うため、言葉ではなく項目で確認する必要があります。

出典:消費者庁「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」(2026年8月時点)

02手順1:すべての見積もりを「実費込みの総額」に直す

手順1:すべての見積もりを「実費込みの総額」に直す/福岡の会社設立の代行を比べる

最初にやるのは、すべての見積もりを実費込みの総額に揃えることです。実費は誰に頼んでも同じ金額なので、手数料だけ書かれている見積もりには自分で実費を足せば揃います。

見積もりに足すべき実費(株式会社・福岡・電子定款の場合)
項目 金額 備考
登録免許税 150,000円 資本金×0.7%と15万円のうち高いほう
定款認証の公証人手数料 30,000円〜50,000円 資本金の額等による区分。条件を満たせば15,000円
謄本の交付手数料 1枚250円 定款の分量による。数千円を見込む
収入印紙 0円 電子定款の場合。紙なら40,000円

※ 2026年8月時点。合同会社の場合は登録免許税が60,000円からで、定款認証と謄本は不要です。

合同会社なら足す実費はもっと単純です。登録免許税の6万円だけで、定款認証も謄本も不要です。会社設立の見積もりを比べるときは、株式会社と合同会社を混ぜないことにも気をつけてください。

資本金の額を揃えておく

見積もりを依頼するときは、資本金の額を先に決めて全社に同じ数字で伝えてください。資本金によって登録免許税も定款認証の手数料も変わるため、前提が違うと比べられなくなります。まだ決めきれていない場合でも、仮の数字を統一して出してもらうほうが比較になります。

「手数料35,000円」の見積もりを、実費込みに直すと
見積もりの数字が違って見えても、変わるのは最後の1項目だけです。

出典:日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」(2026年8月時点)

03手順2:0円の条件を金額に換算する

手順2:0円の条件を金額に換算する/福岡の会社設立の代行を比べる

手数料0円の見積もりは、そのままでは比べられません。福岡で「0円」を掲げるサービスの多くは顧問契約を条件としているため、その顧問料を金額に換算する必要があります。

換算のしかたは単純で、顧問料の月額 × 想定する契約月数です。1年続けるつもりなら12か月分を足してみてください。そのうえで、顧問契約なしの事務所の手数料と比べます。

顧問料の月額を1年分に換算すると(福岡の事務所の公式サイト表示より)
条件 月額の例 1年分 考え方
顧問契約なしの事務所に頼む 0円 0円 設立手数料は30,000円〜100,000円程度
顧問料が月5,500円〜のところ 5,500円 66,000円 設立手数料は0円。縛りなしと明記
顧問料が月9,600円〜のところ 9,600円 115,200円 設立手数料は0円。プランは3段階
顧問料が月27,500円〜のところ 27,500円 330,000円 設立手数料は0円。創業支援パック前提

※ 2026年8月時点で各社の公式サイトに表示されていた下限の金額です。実際の顧問料は事業規模や依頼内容で変わります。当サイト調べ。

これは「顧問契約が損」という意味ではありません設立後は法人の決算や税務申告が毎年必要になります。どのみち税理士に頼むつもりなら、設立手数料が浮くぶん得です。見るべきなのは金額の大小ではなく、「自分は設立後も顧問を頼むつもりがあるか」という一点です。頼むつもりがないのに0円に引かれて契約すると、月額が積み上がります。

確認しておきたいのは契約期間の縛りです。福岡の事務所のなかには「契約期間に縛りはありません」と明記しているところがあります。一方、月額が書かれていない事務所もあるため、その場合は問い合わせて確かめる必要があります。

出典:消費者庁「No.1表示に関する実態調査報告書」(2026年8月時点)

04手順3:範囲の差を項目で確かめる

手順3:範囲の差を項目で確かめる/福岡の会社設立の代行を比べる

総額が揃ったら、次は範囲です。同じ金額でも、含まれる作業が違えば実質的な値段は変わります。会社設立の見積もりで差が出やすいのは、次の項目です。

見積もりの範囲で差が出やすい項目
項目 確認すること 差が出る理由
電子定款 手数料に含まれるか、別料金か 収入印紙4万円に相当する差になる
登記申請の代理 自分の事務所が出すか、提携の司法書士か 行政書士・税理士は登記申請を代理できない
設立後の届出 税務署・県税事務所・市・年金事務所のどこまでか 範囲外だと自分で出すか別料金になる
会社印鑑 3点セットが付くか、別途購入か 1万円前後の差
制度の案内 特定創業支援等事業や福岡市の補助金まで案内があるか 使えば7万5,000円の差になる
設立日の指定 希望日に合わせてもらえるか 取引の都合で日付が重要な場合がある

※ 2026年8月時点で福岡の事務所の公式サイトを確認した範囲での観点です。

登記を誰が出すかは必ず聞く

会社設立の見積もりで意外と書かれていないのが、登記を誰が出すのかです。登記申請の代理で報酬を受けられるのは司法書士だけなので、行政書士や税理士に頼む場合は提携の司法書士が担当します。これ自体は普通のことですが、その司法書士の報酬が見積もりに含まれているかは確認しておく必要があります。

会社設立の代行を頼むとき、窓口はひとつでも実際には複数の専門家が動いています。行政書士が定款を作り、司法書士が登記を出す、という組み合わせは福岡でもよく見られる形です。利用する側の手間は変わりませんが、見積もりに両方の報酬が入っているかどうかで総額が変わるため、ここは確認しておいてください。

設立後の届出も、会社設立の代行の範囲に含まれるかどうかで差が出ます。税理士法人や会計事務所に頼んだ場合は含まれることが多く、設立だけを引き受ける事務所では別料金か対象外のことがあります。福岡市で会社設立をすると法人市民税の設立申告書は設立の日から10日以内という短い期限があるため、ここを自分で出すことになるかどうかは早めに確かめておくと安心です。

見積もりを受け取ったら聞く6つのこと
この6つを聞けば、見積もりの中身はほぼ確定します。

出典:法務省「一人会社の設立登記のオンライン申請」(2026年8月時点)

05手順4:福岡の制度を使うかどうかで前提を分ける

手順4:福岡の制度を使うかどうかで前提を分ける/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡市で会社設立をする場合、もうひとつ前提を揃えておきたいことがあります。特定創業支援等事業を使うかどうかです。使えば登録免許税が半額になり、福岡市の補助金と組み合わせれば実質0円になりうるため、総額が7万5,000円変わります。

ここで重要なのは、制度を使う前提の見積もりと、使わない前提の見積もりを混ぜないことです。制度を織り込んだ総額と、そうでない総額を並べると、事務所の実力とは関係ないところで差がついてしまいます。

制度を使う前提で比べる場合登録免許税を軽減後の金額(株式会社75,000円、合同会社30,000円)で全社そろえて計算します。補助金まで使えるなら実質0円で計算します。
制度を使わない前提で比べる場合登録免許税を通常額(株式会社150,000円、合同会社60,000円)で全社そろえます。急ぐ場合はこちらになります。
制度の案内ができるか自体を見る福岡の事務所のなかには、特定創業支援等事業と市の補助金を公式サイトで説明しているところがあります。ここは事務所によって差が出ます。
クラウドサービスを混ぜる場合証明書は市区町村に自分で申請するため、制度の案内は範囲外になります。その手間も含めて比べてください。
制度を使うと1か月以上かかります福岡市の場合、証明書を取るには1か月以上にわたる受講が必要です。補助金は登記の前に交付申請を済ませる必要もあります。先着順で予算の上限があるため、見積もりの前提に入れる場合は募集状況を福岡市の公式ページで確認してください。

出典:福岡市「特定創業支援等事業」(2026年8月時点)

06手順5:並べ直した結果をどう見るか

手順5:並べ直した結果をどう見るか/福岡の会社設立の代行を比べる

ここまでの手順で、すべての見積もりが同じ土俵に並びました。実際にやってみると、差は数万円の範囲に収まることがほとんどです。実費が総額の大半を占めるため、手数料の違いが総額に与える影響は限られるからです。

並べ直したあとの見え方(株式会社・電子定款・制度を使わない前提)
タイプ 実費 手数料 総額の目安 条件
顧問契約なしの行政書士 182,000円 35,000円 約217,000円 条件なし
顧問契約なしの行政書士(上位コース) 182,000円 99,000円 約281,000円 条件なし
顧問契約が条件の税理士法人 182,000円 0円 約182,000円 顧問料が別途かかる
自分で手続きする 182,000円 0円 約182,000円 時間と手間が必要

※ 実費は資本金100万円未満・電子定款・謄本2,000円で試算。手数料は福岡の事務所の公式サイト表示の例です。2026年8月時点の当サイト試算。

この表を見ると、総額でいちばん低いのは顧問契約が条件の事務所と、自分で手続きする場合です。ただし前者には顧問料が、後者には時間と手間がかかります。総額の数字だけでは決まらないことが、揃えてみると逆によく分かります。

差が数万円なら、金額以外で決めていい

並べ直した結果、差が数万円に収まったなら、そこから先は金額以外の要素で選んで構わないと思います。返信の早さ、質問への答え方の具体性、設立後も相談できそうかどうか。会社設立は一度きりでも、そのあとの付き合いが続く相手なら、そこは軽くない判断材料になります。

なお、会社設立の代行に頼まず自分で手続きする道もあります。国が運営する法人設立ワンストップサービスを使えば手数料はかからず、実費だけで済みます。見積もりを並べるときは、この選択肢も一列に加えて比べてみてください。自分でやる場合の総額が分かると、会社設立の代行に払う金額が何に対する対価なのかがはっきりします。

出典:日本公証人連合会「定款認証の手数料の改定について」(2026年8月時点)

07まとめ:見積もりを揃える5つの手順

まとめ:見積もりを揃える5つの手順/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡で会社設立の見積もりを比べる手順を整理します。この順番で進めれば、書き方の違いに惑わされずに済みます。

  1. 実費込みの総額に直す。手数料だけの見積もりには登録免許税と定款認証を足す。
  2. 0円の条件を金額に換算する。顧問料の月額に想定する契約月数を掛ける。
  3. 範囲の差を項目で確かめる。電子定款・登記の担当・設立後の届出・制度の案内。
  4. 制度を使う前提かどうかを揃える。使う前提と使わない前提を混ぜない。
  5. 並べ直した結果を見る。差が数万円なら金額以外の要素で決めてよい。

会社設立の見積もりは、書き方が事務所ごとに違うだけで、中身を分解すれば同じ土俵に載せられます。実費は誰に頼んでも変わらないので、本当に比べているのは手数料と条件と範囲の3つだけです。

そう考えると、比較はそれほど難しい作業ではありません。福岡の事務所はどこも問い合わせに応じてくれますから、分からないところは遠慮せず聞いてみてください。聞いた内容をメールなど文字が残る形にしておけば、後の行き違いも防げます。

福岡で会社設立を進める方にとって、見積もりを比べる作業は最初の関門です。ここを乗り越えれば、あとは決めたところに任せて事業の準備に集中できます。会社設立の代行を使うにせよ自分で進めるにせよ、納得したうえで選んだという実感が、そのあとの動きを軽くしてくれるはずです。

この記事の数字について掲載した金額は2026年8月に公式ページと各事務所の公式サイトで確認したものです。試算部分は当サイトの計算で、実際の金額は資本金や依頼内容によって変わります。制度は年度ごとに変わるため、実際に動く前にご確認ください。
見積もりを比べられる形にするまで
順番に処理すれば、どの見積もりも同じ土俵に載ります。

出典:中小企業庁「登録免許税の軽減(産業競争力強化法)」(2026年8月時点)

比べ終わったら、金額以外のことも一度考えてみてください

見積もりを同じ土俵に並べ直すと、金額の差は思ったより小さいことが多いはずです。福岡の事務所を見るかぎり、実費込みの総額で比べると差は数万円の範囲に収まることがほとんどです。

そこまで来たら、あとは金額以外の要素で決めていいと思います。連絡の返信が早いか、こちらの質問に具体的に答えてくれるか、設立後も相談できそうか。会社設立は一度きりでも、その後の付き合いが続く相手なら、そこは軽くない要素です。

見積もりを取ること自体は無料の事務所がほとんどです。気になるところが複数あるなら、遠慮せず並べて比べてみてください。この記事の手順が、その作業を少しでも楽にできれば幸いです。金額や制度は変わりますので、最終的な判断の前には各公式ページでご確認ください。

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