福岡で会社設立するなら、依頼先を比べて決めるメディア 福岡の会社設立を、代行手数料と実費込みの総額で比べる

福岡の税理士に会社設立を頼むといくら?手数料0円の条件と顧問料を並べて比べる

会社設立 福岡 税理士 編集:合同会社commit / 合同会社FIELD 共同編集部
PR 本サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。掲載している料金・条件は各社の公式サイトで確認できた範囲のものです。
この記事は「税理士に頼むと安いらしい」と聞いて調べている方に向けたものです

福岡で会社設立を調べていると、税理士事務所や税理士法人のサイトが多く出てきます。しかも「設立手数料0円」と大きく書かれていることが少なくありません。行政書士や司法書士に頼めば数万円かかるのに、税理士だと0円。そこには理由があります。

税理士は登記の代理ができません。にもかかわらず会社設立を扱っているのは、設立後の顧問契約を前提にしているからです。設立で得られない分を、その後の顧問料で回収する仕組みになっています。これ自体は不当なことではありませんが、設立後に顧問を頼むつもりがない方にとっては話が変わります。

この記事では、福岡の税理士事務所・税理士法人が公式サイトで示している設立手数料と顧問料を並べ、1年分に換算して比べました。そのうえで、税理士に会社設立を頼むべきかどうかの判断材料を整理します。金額は2026年8月時点で各社の公式サイトを確認したものです。

税理士は登記を代理できない。それでも会社設立を扱う理由

税理士は登記を代理できない。それでも会社設立を扱う理由/福岡の会社設立の代行を比べる

まず前提を押さえておきます。会社設立の登記申請を代理して報酬を受けられるのは司法書士だけです。税理士にはその権限がありません。では福岡の税理士事務所が「会社設立」を掲げているのは何をしているのかというと、設立の段取り全体を取りまとめ、登記は提携する司法書士が担当する、という形です。

つまり税理士が窓口になって会社設立を代行し、登記の部分だけを司法書士が担うという分担です。利用する側から見れば窓口はひとつなので、代行を頼む手間は変わりません。ただし見積もりに司法書士の報酬が含まれているかは確認が必要です。福岡の事務所のなかには、料金表に「行政書士手数料」と「司法書士手数料」を分けて書いているところもあります。

会社設立を頼む相手ごとの守備範囲
依頼先 定款の作成 登記申請の代理 設立後の税務
税理士・税理士法人 提携の行政書士または自所で対応 できない(提携の司法書士) 本業として対応
司法書士 できる できる 対応しない
行政書士 できる できない(提携の司法書士) 対応しない
クラウドサービス 書類作成の支援 できない 会計ソフトとして連携

※ 登記申請の代理で報酬を受けられるのは司法書士だけです。

税理士に頼む実質的な利点

税理士に会社設立を頼む利点は、設立の設計が税務とつながっていることです。資本金をいくらにするか、決算期をいつにするか、役員報酬をどう決めるか。これらは設立時に決めることですが、その後の税負担に直結します。登記だけを見ている専門家では踏み込みにくい部分です。

決算期の決め方は設立時にしか選べません決算期は設立のときに定款で決めます。あとから変更もできますが、定款変更の手続きが必要になります。繁忙期を避ける、消費税の免税期間を長く取るなど、決め方によって実務の負担や税負担が変わるため、税理士と相談して決める意味があるところです。

出典:法務省「一人会社の設立登記のオンライン申請」(2026年8月時点)

福岡の税理士の「設立手数料0円」を並べてみる

福岡の税理士の「設立手数料0円」を並べてみる/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡で会社設立の代行を掲げ、「設立手数料0円」と表示している事務所を、2026年8月時点で公式サイトを開いて確認しました。いずれも顧問契約などの条件が付いています。条件と顧問料の下限を並べます。

福岡で設立手数料0円を掲げる事務所(2026年8月時点の公式サイト表示)
事務所 設立手数料 0円の条件 顧問料の月額
株式会社スタートアシスト 通常55,000円→0円 福岡アーム税理士事務所との顧問契約。契約期間の縛りはないと明記 5,500円〜
ベンチャーサポート税理士法人 福岡オフィス 55,000円→顧問契約で0円 設立後の税理士顧問契約 9,600円〜(プランは3段階)
宮川公認会計士事務所 0円 創業支援パックへの申込み(顧問契約とセット) 27,500円〜
サン共同税理士法人 株式会社62,000円(税抜)→0円 記帳代行+税務顧問+決算料+年末業務の4点を依頼した場合の最大値引き 公式サイトに記載なし
如水税理士法人 北九州事務所 株式会社66,000円→顧問契約で全額値引き 顧問契約。ただし「会社設立のみ」の依頼も料金表にある 公式サイトに記載なし
税理士法人 たかはし事務所 顧問契約とセットで0円 設立後に顧問契約を結ぶこと 公式サイトに記載なし

※ 各社の公式サイトを2026年8月に確認した範囲です。条件や金額は変わることがあります。当サイト調べ。

この表で気をつけたいのは、右端の列です。顧問料の月額が公式サイトに書かれていない事務所が3つあります。設立手数料が0円でも、顧問料が分からなければ代行の総額を比べられません。問い合わせて確かめる必要があります。

条件の重さは事務所ごとに違います同じ「顧問契約が条件」でも、内容には差があります。税務顧問だけでよいところと、記帳代行・税務顧問・決算料・年末業務の4点セットが必要なところでは、負担がまったく違います。0円という表示だけでなく、条件の中身まで読んでください。
「設立手数料0円」を見たときに確かめる4点
0円という表示だけでは判断できません。この4点で中身が決まります。

出典:消費者庁「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」(2026年8月時点)

顧問料を1年分に換算して比べる

顧問料を1年分に換算して比べる/福岡の会社設立の代行を比べる

設立手数料0円が本当に得かどうかは、顧問料の月額に契約月数を掛けて比べると分かります。1年続ける前提で計算してみます。

1年間の負担で比べると(株式会社・福岡・電子定款の前提)
選び方 設立手数料 顧問料1年分 1年目の合計
顧問契約なしの行政書士に頼む 35,000円 0円 35,000円
顧問契約なしの行政書士(上位コース) 99,000円 0円 99,000円
顧問料が月5,500円〜の税理士 0円 66,000円 66,000円
顧問料が月9,600円〜の税理士 0円 115,200円 115,200円
顧問料が月27,500円〜の税理士 0円 330,000円 330,000円

※ 実費(登録免許税・定款認証など)は共通のため除いています。顧問料は各社の公式サイトの下限です。決算料が別途かかる場合があります。2026年8月時点の当サイト試算。

この表だけを見ると、顧問契約なしの事務所がいちばん安く見えます。しかしこれは設立後に税理士を頼まない場合の話です。法人になると毎年の決算と税務申告が必要になり、多くの方はどこかの時点で税理士に依頼することになります。

どのみち頼むなら、設立から頼んだほうが安い

設立後に税理士を頼むつもりがあるなら、話は逆になります。顧問契約なしの事務所に35,000円払って会社設立の代行を頼み、その後に別の税理士と顧問契約を結ぶより、最初から税理士に頼んで設立手数料を0円にしたほうが35,000円分だけ得です。しかも会社の情報を二度説明する手間も省けます。

決算料が別かどうかを必ず確認顧問料の月額だけを見ていると、決算料を見落とします。決算申告料は月額顧問料の数か月分に設定されていることが多く、年間の負担に大きく効きます。「月額に決算料は含まれますか」は必ず聞いてください。
設立後に税理士を頼むかどうかで、選び方が変わる
設立の値段ではなく、設立後の予定で決めるのが筋の通った選び方です。

出典:消費者庁「No.1表示に関する実態調査報告書」(2026年8月時点)

福岡の税理士に頼むと、制度の案内まで期待できるか

福岡の税理士に頼むと、制度の案内まで期待できるか/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡で会社設立をするなら、特定創業支援等事業と福岡市の新規創業促進補助金は見逃したくない制度です。証明を受ければ登録免許税が半額になり、福岡市の補助金と組み合わせれば実質0円になりうるからです。

この制度の案内までしてくれるかどうかは、事務所によって差があります。公式サイトを確認したところ、特定創業支援等事業と福岡市新規創業促進補助金の両方を具体的に説明している事務所もあれば、制度への言及が見当たらない事務所もありました。

制度の説明があった事務所ベンチャーサポート税理士法人 福岡オフィスは、特定創業支援等事業による登録免許税の半額軽減と、福岡市新規創業促進補助金の両方を公式サイトで説明しています。
補助金に言及していた事務所宮川公認会計士事務所は福岡市新規創業促進補助金と日本政策金融公庫への対応を記載しています。
融資に強みを掲げる事務所株式会社スタートアシストは福岡市・福岡県・日本政策金融公庫の創業融資制度への対応を記載しています。
制度の記載がなかった事務所辻・本郷税理士法人(福岡会社設立センター)と如水税理士法人 北九州事務所では、特定創業支援等事業や市の補助金への言及が確認できませんでした。
制度には順番があります福岡市の新規創業促進補助金は、登記の前に交付申請を済ませる必要があります。証明書の取得には1か月以上の受講が要り、先着順で予算の上限もあります。設立を急ぐ相談をするときは、制度を使いたい旨を最初に伝えておかないと、間に合わなくなることがあります。募集状況は福岡市の公式ページでご確認ください。

なお、制度の証明書そのものは市区町村の窓口に自分で申請するものです。税理士が代わりに取得できるわけではありません。期待できるのは「使えることを教えてくれる」「段取りを一緒に組んでくれる」ところまでです。

とはいえ、この差は小さくありません。制度を知らないまま会社設立の代行を頼むと、株式会社なら7万5,000円の軽減をそのまま取り逃すことになります。福岡市内に本店を置く予定があるなら、相談の早い段階で制度の話が出てくるかどうかを見ておくとよいでしょう。

出典:福岡市「新規創業促進補助金」(2026年8月時点)

創業融資まで見てもらえるかどうか

創業融資まで見てもらえるかどうか/福岡の会社設立の代行を比べる

税理士に会社設立を頼むもうひとつの利点が、創業融資の相談です。会社設立の直後は実績がないため、融資は創業時にしか使えない枠を狙うことになります。会社設立と融資申請は時期が重なるので、同じ相手に相談できると段取りが楽になります。

日本政策金融公庫の「新規開業資金」は、2025年3月に「新規開業・スタートアップ支援資金」へ名称が変わりました。限度額は7,200万円、返済期間は設備20年・運転10年以内(据置5年以内)です。女性・35歳未満・55歳以上の方や、認定を受けた創業支援事業の修了者は特別利率の対象になります。

ここで効いてくるのが、先ほどの特定創業支援等事業です。証明を受けると公庫の利率優遇の対象になるほか、北九州市の案内では創業関連保証を事業開始6か月前から利用できる(通常は2か月前)とされています。登録免許税の軽減だけでなく、融資の面でも効く制度だということです。

福岡で会社設立の前後に使える主な資金調達
制度 限度額 特徴
日本政策金融公庫 新規開業・スタートアップ支援資金 7,200万円 設備20年・運転10年以内(据置5年以内)。認定創業支援事業の修了者は特別利率A
福岡県 新規創業資金 3,500万円 創業予定または創業1年以内が対象。保証料率0%
福岡市 スタートアップ資金 3,500万円(創業前は2,000万円) 10年以内(据置2年以内)。保証料率0.00%、担保不要

※ 2026年8月時点。利率や取扱期間は年度ごとに変わるため、必ず各公式ページでご確認ください。福岡市スタートアップ資金の申込先は福岡市経営支援課です。

県内の公庫の支店日本政策金融公庫の福岡県内の店舗は、福岡支店(福岡市博多区博多駅前3-21-12)、福岡西支店(福岡市中央区舞鶴3-9-39)、北九州支店、八幡支店(北九州市八幡西区黒崎3-1-7)、久留米支店です。

出典:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」(2026年8月時点)

設立後の届出まで頼めるか。福岡は提出先が分かれる

設立後の届出まで頼めるか。福岡は提出先が分かれる/福岡の会社設立の代行を比べる

税理士に会社設立を頼む場合、設立後の届出まで範囲に含まれることが多いのが利点です。この工程は期限が短いものが多く、自分でやると抜けが出やすいところです。

福岡で会社を設立すると、届出先は国・県・市の3つに分かれます。税務署のほかに、法人県民税・法人事業税の福岡県税事務所、そして福岡市内なら法人市民税の窓口です。福岡市の場合、設立の日から10日以内に設立申告書を提出することになっており、提出先は財政局法人税務課 法人市民税係(福岡市博多区博多駅前2丁目8番1号 博多区役所新庁舎9階)です。

県外に本店がある場合の例外福岡県外に本店がある法人の法人県民税・法人事業税は、県内全域を博多県税事務所が所管します。本店の場所で機械的に決まらない例外なので、県外から福岡に進出する場合は覚えておくと迷いません。

細かい点ですが、福岡の公的機関は機関ごとに名称の付け方が違います。年金事務所は「東福岡年金事務所」のように地名が後ろに来ますが、労働基準監督署とハローワークは「福岡東労働基準監督署」のように地名が前に来ます。「福岡東年金事務所」「東福岡労働基準監督署」はいずれも存在しない名称です。

また、福岡市で会社を作ると法人市民税の均等割が年額5万円からかかります(資本金等の額が1,000万円以下かつ従業者数50人以下の区分)。赤字でも納める必要があるため、初年度の資金計画に入れておいてください。

会社設立の後に必要な主な手続き
登記のあとのほうが期限が短いため、段取りを組んでおく必要があります。

出典:福岡市「法人市民税の概要(均等割・法人税割の税率、設立申告書の提出先)」(2026年8月時点)

まとめ:福岡の税理士に会社設立を頼むかどうかの判断

まとめ:福岡の税理士に会社設立を頼むかどうかの判断/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡の税理士に会社設立を頼む場合について見てきました。要点を整理します。

  1. 税理士は登記申請を代理できない。登記は提携の司法書士が担当する。
  2. 「設立手数料0円」は、確認できた範囲ではすべて顧問契約などが条件だった。
  3. 条件の重さは事務所ごとに違う。税務顧問だけのところと、記帳代行を含む4点セットのところがある。
  4. 顧問料の月額は福岡で5,500円から27,500円まで幅がある。公式サイトに書いていない事務所もある。
  5. 1年分に換算して比べる。決算料が別かどうかも必ず確認する。
  6. 設立後に税理士を頼むつもりがあるなら、最初から税理士に頼むほうが手数料の分だけ得。
  7. 特定創業支援等事業と福岡市の補助金の案内は、事務所によって対応の差がある。
  8. 証明書は市区町村に自分で申請するもの。税理士が代理取得できるわけではない。
  9. 創業融資まで相談できると段取りが楽。公庫の資金は2025年3月に名称が変わっている。
  10. 設立後の届出は期限が短い。福岡市の法人市民税は設立から10日以内。

判断の軸はひとつです。設立後に税理士を頼むつもりがあるかどうか。あるなら税理士に会社設立から頼むのが自然ですし、ないなら顧問契約を前提としない事務所を選ぶほうが安く収まります。

福岡には、顧問契約なしで会社設立の代行を引き受けると明記している行政書士事務所も、料金表に「会社設立のみ」の選択肢を用意している税理士法人もあります。設立だけを頼みたい場合でも、選択肢がないわけではありません。

この記事の内容について掲載した料金・条件は2026年8月に各社の公式サイトで確認したものです。顧問料は公式サイトに表示されていた下限で、実際の金額は事業規模や依頼内容で変わります。制度は年度ごとに変わるため、実際に動く前に各公式ページまたは専門家にご確認ください。

出典:中小企業庁「登録免許税の軽減(産業競争力強化法)」(2026年8月時点)

設立の値段ではなく、設立後の付き合い方で選んでください

ここまで見てきたとおり、税理士に会社設立を頼むかどうかは設立費用の話ではなく、設立後をどうするかの話です。設立の0円に引かれて決めるのではなく、この人と1年、3年と付き合えそうかで選ぶほうが、結果的に納得のいく選択になります。

福岡には、顧問料が月5,500円からのところも、月27,500円からのところもあります。金額の差は大きいですが、やってくれることも違います。記帳を自分でやるのか丸投げするのか、決算だけ頼むのか毎月相談したいのか。そこを先に決めておくと、比べる基準がはっきりします。

会社設立は一度きりですが、税務は毎年続きます。無料相談を受け付けている事務所がほとんどですから、気になるところがあれば一度話してみることをおすすめします。料金や条件は変わりますので、最終的な判断の前には各公式サイトでご確認ください。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

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