福岡で会社設立するなら、依頼先を比べて決めるメディア 福岡の会社設立を、代行手数料と実費込みの総額で比べる

福岡で会社設立、定款に何を書くか|あとから直すと費用がかかる4項目

会社設立 福岡 公証役場 定款認証 編集:合同会社commit / 合同会社FIELD 共同編集部
PR 本サイトは広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。掲載している料金・条件は各社の公式サイトで確認できた範囲のものです。
この記事は、定款に何を書くか迷っている方に向けたものです

定款は会社の基本ルールを書いた文書です。会社設立の代行を頼めば作ってもらえますが、何を書くかを決めるのは依頼者です。商号、本店、事業目的、資本金、役員、決算期。これらは代行に丸投げできない部分です。

そして厄介なのは、あとから直すのに費用がかかることです。定款を変更するには株主総会の決議が必要で、登記事項に関わるものなら登記の変更も要ります。登録免許税がかかり、司法書士に頼めば報酬も発生します。

この記事では、福岡で会社設立をする前提で、定款に書く項目のうちあとから直すと費用がかかる4つを中心に整理しました。決める前に読んでおくと、手戻りを避けられます。内容は2026年8月時点で公式ページを確認したものにもとづきます。

定款に書くことは3種類に分かれます

定款に書くことは3種類に分かれます/福岡の会社設立の代行を比べる

会社設立で作る定款に書く内容は、大きく3種類に分かれます。会社設立の準備では、まずこの区別を押さえておくと整理しやすくなります。

絶対的記載事項定款に必ず書かなければならない事項です。書いていないと定款そのものが無効になります。
相対的記載事項書かなくても定款は有効ですが、書かないとその内容の効力が生じない事項です。
任意的記載事項書いても書かなくてもよい事項です。書いておくと運用の基準がはっきりします。

株式会社の絶対的記載事項には、目的、商号、本店の所在地、設立に際して出資される財産の価額またはその最低額、発起人の氏名または名称および住所などがあります。

「最低額」だけを書くと手数料が上がります「設立に際して出資される財産の価額」ではなく「最低額」だけを書いた場合、資本金の区分が判定できないため定款認証の手数料が『上記以外』の扱いになり5万円になります。資本金の額をきちんと書けば、100万円未満なら3万円です。書き方ひとつで2万円変わるということです。

会社設立の代行を頼む場合、こうした書き方は依頼先が押さえてくれるはずです。ただし資本金をいくらにするかを決めるのは依頼者なので、その額によって手数料が変わることは知っておいてください。

福岡で会社設立の代行を頼むときは、相談の場で「資本金をいくらにするか」を聞かれるはずです。そのときに答えられるよう、事業に必要な運転資金をあらかじめ見積もっておくと話が早く進みます。

出典:日本公証人連合会「Q3. 定款の認証に要する費用、株式会社設立の費用等はいくらですか。」(2026年8月時点)

項目1:事業目的は、あとから追加すると費用がかかる

項目1:事業目的は、あとから追加すると費用がかかる/福岡の会社設立の代行を比べる

会社設立の定款のなかで、いちばん後を引くのが事業目的です。書いていない事業を始めるには、定款変更と登記の変更が必要になります。登録免許税がかかり、司法書士に頼めば報酬も発生します。

許認可が必要な事業なら、影響はさらに大きくなります。許認可の要件として「定款の目的にその事業が記載されていること」が求められることがあるためです。書いていなければ、申請そのものが受け付けられないことになります。

いま始める事業設立してすぐ営むもの。ここは必ず書きます。
1〜2年以内の予定手を出す見込みがあるものを入れておくと、定款変更を避けられます。
許認可が要るもの所管の役所が想定している表現に合わせる必要があります。事前に確認します。
締めくくりの一文「前各号に附帯関連する一切の事業」という書き方が一般的です。
多すぎても困ることがあります書けるだけ書いておけばよいかというと、そうとも限りません。脈絡なく多くの事業を並べると、法人口座の開設審査や許認可の場面で説明を求められることがあります。何をする会社なのかが読み取りにくくなるためです。会社設立の段階では、事業の筋が通る範囲にとどめるのが無難です。

会社設立の代行を頼む場合、この加減は依頼先が相場観を持っています。件数を扱っている事務所ほど、どこまで書けば自然かの感覚が正確です。自分の事業の見通しを伝えたうえで相談してみてください。

事業目的の書き方で、あとの手間が変わる
少なすぎても多すぎても困る、というのが事業目的の難しさです。

出典:法務省「一人会社の設立登記のオンライン申請」(2026年8月時点)

項目2:資本金の額は、複数のところに効いてきます

項目2:資本金の額は、複数のところに効いてきます/福岡の会社設立の代行を比べる

資本金の額は、会社設立の費用と設立後の負担の両方に効いてきます。1円でも設立できますが、額によって変わるものがいくつかあります。

資本金の額が影響するもの
項目 どう影響するか
登録免許税 資本金×0.7%。株式会社は15万円、合同会社は6万円が下限
定款認証の公証人手数料 100万円未満は3万円、100万円以上300万円未満は4万円、それ以外は5万円
1万5,000円の区分 資本金の額等が100万円未満であることが前提のひとつ
法人市民税の均等割 福岡市は資本金等の額と従業者数で区分が決まる。1,000万円以下・50人以下で年額50,000円から
消費税の扱い 資本金の額によって設立当初の扱いが変わる。詳しくは税理士に相談

※ 2026年8月時点。金額は日本公証人連合会・福岡市の公式ページで確認したものです。

費用だけを見れば、資本金は少ないほうが有利です。100万円未満にすれば定款認証は3万円で済み、条件を満たせば1万5,000円になります。

ただし信用の面もあります資本金は登記事項なので、取引先や金融機関から見える数字です。少なすぎると事業の規模を疑われることがありますし、法人口座の開設審査でも見られる項目です。許認可のなかには一定額以上の資本金を要件とするものもあります。費用だけで決めないほうがよい部分です。

また、資本金は会社設立の後も会社の資金として使えます。消えてなくなるわけではないので、費用とは分けて考えてください。設立してすぐの運転資金をどれだけ持っておきたいか、という観点で決めるのが実務的です。

なお、福岡市で会社設立をする場合、資本金等の額が1,000万円以下なら法人市民税の均等割は年額50,000円からです。1,000万円を超えると区分が変わるため、この境目は覚えておくとよいでしょう。

資本金の額で変わる数字
資本金の額は、会社設立の費用と設立後の負担の両方に効いてきます。

出典:日本公証人連合会「定款認証の手数料の改定について」(2026年8月時点)

項目3:本店の所在地は、書き方で変更の手間が変わります

項目3:本店の所在地は、書き方で変更の手間が変わります/福岡の会社設立の代行を比べる

会社設立で決める本店の所在地は、絶対的記載事項です。ただし定款にどこまで詳しく書くかには選択の余地があります。市区町村までにとどめる書き方と、番地まで書く書き方があります。

市区町村までにしておくと、同じ市区町村内で引っ越す場合に定款変更が不要になります。登記の変更は必要ですが、定款はそのまま使えます。事務所を借りる予定で場所が変わる可能性があるなら、この書き方が身軽です。

一方、番地まで書いておけば定款を見ただけで所在地がはっきりします。どちらが正しいということはなく、移転の可能性をどう見るかで選ぶことになります。会社設立の代行を頼むときに、この点も相談してみてください。

福岡での登記の管轄本店をどこに置くかは、登記を出す法務局にも関わります。福岡県内で会社設立の登記を扱っているのは、福岡法務局の本局と北九州支局の2庁だけです。久留米支局や飯塚支局、筑紫支局では設立登記の申請ができません。本店を福岡市に置けば本局、北九州市なら北九州支局になります。

また、本店の場所は設立後の届出先にも影響します。福岡市内なら法人市民税の設立申告書を財政局法人税務課 法人市民税係に出しますが、北九州市や久留米市なら、それぞれの市の窓口になります。

会社設立の代行に設立後の届出まで含まれていれば、この提出先も相手が把握してくれます。ただし代行の範囲が登記までで終わる場合は、自分で調べて出すことになります。福岡市の場合は設立の日から10日以内という短い期限があるため、早めに確認しておいてください。

許認可の要件になることもあります許認可のなかには、事務所の広さや独立性について条件が定められているものがあります。バーチャルオフィスでは要件を満たせない許認可があるため、始める事業に許認可が必要なら、本店を決める前に確認してください。

出典:福岡法務局「管内の各庁の管轄区域」(2026年8月時点)

項目4:決算期は、設立日との組み合わせで考えます

項目4:決算期は、設立日との組み合わせで考えます/福岡の会社設立の代行を比べる

決算期は定款で定めるものなので、会社設立の設計の段階で決めることになります。あとから変えることもできますが、定款変更の手続きが必要です。

決めるときに考えたいのが、設立日との関係です。会社設立の日から最初の決算日までが最初の事業年度になるため、組み合わせによっては設立してすぐ決算が来ることになります。

設立時期と決算期の組み合わせ(決算期が3月末の場合)
設立の時期 最初の事業年度 起きること
4月に設立 約12か月 余裕をもって初回の決算を迎えられる
10月に設立 約6か月 半年で決算作業が来る
3月に設立 1か月ほど 設立してすぐ決算になる

※ 事業年度は1年を超えられません。決算期を選び直せば、最初の事業年度を長く取れます。

最初の事業年度を長く取る設立月の前月末を決算期にすると、最初の事業年度が最長になります。
繁忙期を避ける決算作業は本業と並行します。忙しい時期と重ならないようにします。
消費税の扱いを考える資本金の額によって設立当初の扱いが変わります。税理士に相談してください。
取引先に合わせる業界の慣行や主要な取引先の決算期に合わせるという考え方もあります。
均等割は事業年度が短くてもかかります福岡市の法人市民税の均等割は年額50,000円から(資本金等の額1,000万円以下かつ従業者数50人以下の区分)ですが、事業年度が短い場合は月割りで計算されるのが一般的です。最初の事業年度が極端に短いと、その割に納める税額が発生します。詳しい計算は福岡市の公式ページか税理士にご確認ください。
定款を決める順番
あとから直しにくいものから順に決めていきます。

出典:福岡市「法人市民税の概要(均等割・法人税割の税率、設立申告書の提出先)」(2026年8月時点)

合同会社の定款は、株式会社より自由度があります

合同会社の定款は、株式会社より自由度があります/福岡の会社設立の代行を比べる

ここまで株式会社の会社設立を前提に書いてきましたが、合同会社の定款は事情が違います。公証役場での認証が不要なので、公証人の適法性審査を受ける工程がありません。

合同会社の定款の絶対的記載事項には、目的、商号、本店の所在地、社員の氏名または名称および住所、社員が有限責任社員であること、社員の出資の目的および価額などがあります。

定款まわりの手間の違い
項目 株式会社 合同会社
定款認証 必要(3万〜5万円) 不要
公証人の適法性審査 受ける 受けない
定款の謄本 必要(1枚250円) 不要
収入印紙 紙なら40,000円。電子定款なら不要 紙なら40,000円。電子定款なら不要
事業目的の考え方 同じように後から追加すると登記が要る 同じ

※ 2026年8月時点。日本公証人連合会の公式ページで確認したものです。

自由度がある一方で、公証人のチェックが入らないという面もあります。記載に不備があっても認証の段階で気づかれず、登記の申請時に補正になることがありえます。

合同会社の会社設立を自分で進める場合は、この点に注意が必要です。公証人のチェックがないぶん、定款の内容は自分で確かめることになります。不安があれば、会社設立の代行に定款だけ頼むという方法もあります。

合同会社でも事業目的は同じ合同会社も、定款に書いていない事業を始めるには定款変更と登記の変更が必要です。認証が不要でも、事業目的を考える手間は株式会社と変わりません。許認可が要る事業なら、なおさら事前の確認が必要です。

つまり合同会社を選んでも、定款で決めることの中身は株式会社とほとんど変わりません。違うのは認証の工程があるかないかだけです。福岡で合同会社の会社設立をするなら、費用は抑えられますが、定款の設計にかける時間は同じだけ必要になります。

出典:日本公証人連合会「定款認証の手数料はいくらか」(2026年8月時点)

まとめ:定款で決めておくこと

まとめ:定款で決めておくこと/福岡の会社設立の代行を比べる

福岡で会社設立をするときに、定款で決めておきたいことを整理します。

  1. 定款の記載事項は絶対的・相対的・任意的の3種類に分かれる。
  2. 「設立に際して出資される財産の最低額」だけを書くと、定款認証の手数料が5万円になる。
  3. 事業目的はあとから追加すると定款変更と登記の変更が必要。費用がかかる。
  4. 許認可が要る事業なら、定款の目的にその事業の記載が求められることがある。
  5. ただし脈絡なく多く並べると、法人口座の開設審査などで説明を求められることがある。
  6. 資本金の額は登録免許税・定款認証・均等割に影響する。信用の面もあるので費用だけで決めない。
  7. 本店の所在地は市区町村までにすると、同じ市区町村内の移転で定款変更が不要になる。
  8. 福岡県内で設立登記を扱うのは本局と北九州支局の2庁だけ。本店の場所で決まる。
  9. 決算期は設立日との組み合わせで考える。設立直後に決算が来ないようにする。
  10. 合同会社は定款認証が不要だが、事業目的を考える手間は株式会社と変わらない。

会社設立の代行を頼めば定款は作ってもらえますが、何を書くかを決めるのは依頼者です。この記事の4項目だけでも先に考えておくと、相談の場で話が具体的なところまで進みます。

逆に、何も決まっていない状態で相談に行くと、「まず決めてきてください」という話になりがちです。会社設立の代行に頼む場合でも、この4つは自分で考えておく必要があると思っておいてください。

この記事の内容について掲載した内容は2026年8月に日本公証人連合会・法務局・福岡市などの公式ページで確認したものにもとづきます。定款の記載事項や手数料は改正されることがあります。実際の手続き前には、公証役場か専門家にご確認ください。

出典:中小企業庁「登録免許税の軽減(産業競争力強化法)」(2026年8月時点)

迷ったら、将来の可能性を少し広めに見ておいてください

定款を決めるときの基本は、あとから直しにくいものは少し広めに取っておくことです。事業目的は、いま始めるものに加えて1〜2年以内に手を出しそうなものまで入れておく。そうすれば定款変更の手間を避けられます。

ただし、広げすぎると別の問題が出ます。脈絡なく多くの事業を並べると、法人口座の開設審査や許認可の場面で説明を求められることがあります。「この会社は何をする会社か」が読み取れる範囲で広げるのが加減です。

福岡で会社設立の代行を頼む場合、こうした相場観は依頼先が持っています。自分の事業の見通しを伝えたうえで、書き方を相談してみてください。取扱いは変わりますので、実際の手続き前には公証役場か専門家にご確認ください。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

掲載順に優劣の意味はありません。並び順はページごとに変えており、順位付けではありません。いずれも当サイトが実際に検索してURLの存在を確認したサイトです(確認時点の情報のため、移転・終了している場合があります)。

この記事は、福岡での会社設立の進め方を決めるのに役に立ちましたか?

あわせて読みたい記事